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2014. 03. 30  
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青い桜の咲く丘で出会った君の事を考えていた。
喧騒と怒涛の渦に巻き込まれ、淫靡な香りに胸を詰まらせ逃げ出したあの夜。
あの場所から逃げれば僕は生きていけるような気がしたんだ。
昔見た留置場の庭の、春という名の甘い期待を抱かせる季節に咲くあの可憐な花。
それが風に揺れてためらいがちに舞始める頃、僕はあの場所にやってきたんだ。
汚い街だった。
夜の中、酔っ払いの喧嘩と娼婦の笑い声と安っぽい音楽が、 酒場から流れる濁った空気の街だった。
「はん、子供のくせに」
と年のいった娼婦がくわえ煙草の僕をすれ違いざまに鼻で笑う。
こんな街だからこそ、こんな僕が紛れ込んでも生きていける。
胸から下げたシルバーのチェーンが踊る。
時々、体がやけに火照るのは、吸い過ぎの煙草のせいだろうか。
古びたアパートの階段を登る夜明け前。
この紫を流した空。
心の中の汚物を今吐き出しても、その繊細さは変わらないのだろうか。

夢を見ていた。青い桜の咲く丘で昔出会ったあの子の事を。
僕はあの子の短い髪に触れていたかったんだ。
「まるで夢の世界みたいね」
とつぶやいた口元に一瞬意地の悪い風がそよぐ。
それ以上は何も 発さない言葉。
心まで入り込んだ意地悪な感情。

世の中はたくさんの愛と罰があふれている。
「ねえ今、君はどこにいるの」
あの街を逃げ出して、この川の近くの静かな場所に僕はいるよ。
時の流れに揺られながら、心に共鳴するものだけを信じて生きている。
桜の花の咲く頃に、ああ夢心地、君の幻を見る。
夜明けの森。
世の中が空を濁らせ鉛色のペンキを降らせ続けるというのなら、 僕は君を見る森に小さな花の苗を植えるよ。
今はただ君の幻でもいい、 温もりだけを感じながら、眠りにつく。
夢見ることは自由と解放。
心の扉の鐘が鳴り響く時、祈りにも似た我が身の愛おしさ。
実感としてはっきりと輪郭を作るんだ。
夜の深さに片足入れて、軽く微笑み今日にさようなら。


ブログ更新のための余興(^^)

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2014. 03. 09  
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3年連続で訪れている。
今年は雪が多かったせいで氷瀑の周りは雪で覆われていて、少し残念だったが、それはそれでこれが今年の庵滝の顔である。

滝評価 ★★★★
滝マゾ度★★
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長佐驢馬

Author:長佐驢馬
人が嫌いなわけではありません。
それ以上に動物が好きなのかも。
それ以上に植物が好きなのかも。
それ以上に自然が好きなんです。

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