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2016. 06. 19  
秘瀑。
何をもって秘瀑と称されるかは疑問を感じる。
良い滝ならばわざわざ閉鎖的な呼び名はふさわしくない。
そう呼んでその滝の箔を付けたいだけか。
あまり好きにはなれない単語だな。
秘境の瀑布?
誰でも行けない卑怯な瀑布?
ではないよな。
秘密の瀑布?
だが、その存在を知ってはいるが、早々に人と出くわさない滝であるならば、自分にとってはそれが「秘瀑」と呼んでもかまわないかな。
そう考えると日光の霧降滝の上段とここは自分にとって秘瀑と呼んで差し支えないのかもしれない。

去年の今頃、「孤高のブナ」に会いに行った。
銅の精錬過程によって出た亜硫酸ガスにより、この辺りの山々は異様な雰囲気があった。
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だが今回は松木川沿いに延びる林道を歩いていると、その荘厳な姿に立ち止まらずにはいられなかった。
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鹿の放牧地。

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お茶をご馳走してくれるみたいだ。

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衛兵、ジャンダルムがそびえたつ!

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孤高のブナに見送られ、勝手に勇気をもらった気分になる。
今年も会いに行きたい。

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どの沢も鎧をまとった衛兵に守られている様相で近寄り難い。

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歩きはじめて2時間半が経っただろうか。
小足沢の出合いに到着。
林道の崩落は酷いものの、素晴らしい景色を堪能し、飽きることなく歩くことが出来た。
いつも一人で歩いていると、油断して仕事のことなど余計な事を考えてしまう時がある。
それでは意味を失う。
ここはそんな考えが浮かびもしない良い場所だ。
良い滝ではあるが、緊張感を誘ってくれる。
さて、いよいよだな。

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小足沢も衛兵に守られているようで、近づくことが出来ない。
出合いからもう200~300m歩を進める。
すると比較的傾斜の緩いガレたルンゼがあり、ここを一気に登る。
一気といっても疲れて両手を使わなければならない場所もあるが、とにかく道をそれることなく尾根まで這い上がっていく感じだ。


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尾根に到着。
ここからは痩せ尾根を下っていく。
途中、何度か切り立って進めないところがあり、進路を右にとったところで迷ってしまった。
一度下がった尾根の登り返しに手間どい、かなりのロス。
帰りは確かめるように進んでいったが、何故迷ったのか不甲斐無さを痛感。
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尾根の降下途中に見えるオロ北の大地。

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皇海山。

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尾根が左へと進路を向ける所で滝音とともに姿が見えてきた。
強者はロープを使い、このまま下へ降りるみたいだが、自分は50を過ぎた売れないピン芸人。
常に無謀なことはしないつもりだ。
だが、姿を確認しているこの瞬間は気が早っている。
冷静に冷静にと言い聞かせ、あたりを見回す。
ここから右へと下り気味にトラバース。
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行けるところまで行くと滝の全貌が見えるテラスに出た。
ここでしばらく辺りを眺める。
四方を強固な岩盤に囲まれた姿。
うれしくなるじゃないか。
行くしかないな。
一旦、戻ってもう少し下流へと進む。
この時はもうかなり冷静。
そしてここしかないと思った小さなルンゼから降下する。
最初は少し急でロープを出そうか考えていたが、次第に楽に下れるようになった。


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小足沢大滝。
凄いな。
孤高のブナにしても、この小足沢大滝にしても迷いなく、足尾の自然は揺るぎない存在感で佇んでいる。
上から見下ろすでもなく、無視するわけでもなく、ただそこにあるがままの姿。

自分が一人で来る理由はここにある。
この存在と一対一で対峙したいのだ。

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秘瀑…そんな単語は必要ない。

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あるがままの姿…憧れるなぁ。

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滝マゾ度★★★★
滝評価 ★★★★



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2016. 06. 18  
山や滝へ向かう時、何とも言えない心地良い恐怖感がゾクゾクと刺激を誘う。
背後に感じる街の喧騒やぬくもりが徐々に遠ざかっていく。
もちろん振り返ることはない。
自分が本来の自分へとなっている最中だ。
なので、基本は単独。
本来の自分なんて、こっぱずかしく他人に見せられる訳がない。
また、自分本来の自由な解放感を得るためには、自分のあるがままの力で自然に立ち入ることだと思っている。
なので、装備は必要最低限。
自然と対峙することでしか、自由を疑似体験出来ないと思っている思考が正しいかどうかは分からない。
こんな事を書くなんて得体のしれない不安に苛まれているな。
歳取った(笑)
プロフィール

長佐驢馬

Author:長佐驢馬
人が嫌いなわけではありません。
それ以上に動物が好きなのかも。
それ以上に植物が好きなのかも。
それ以上に自然が好きなんです。

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